2015年度 兵庫支部 4B展

恒例の支部行事「4B展」も今夏で27回目を迎えた。兵庫支部では、それ以前にも教職仲間が集って何回か展覧会を持っていたようだが、今の名称になってからも相当な年数が過ぎていったことになる。名称の由来は絵専、美専、美大、芸大という母校変遷を踏まえ、美術のビと校名の四つを組み合わせたものであるが、現況は3Bであろうか。

 最初の頃は20名前後であったが、このところ30名を超えるようになってきた。今回は33名の参加である。現在の兵庫支部会員数は名簿上75名であるが、実数を想定すると半数以上が参加していることになる。

 会場は阪神淡路大震災以後、被災した「白いアトリエ」が「南天荘画廊」に名を変え復興したことをご縁に、以来長くお世話になってきた。ガラスエリアの大きい明るい部屋に、小品を持ち寄って展示すると、さらに賑やかな空間に生まれ変わる。そして、年に一度「やあ、お元気ですか」と声を掛け合う機会に意味がないはずはない。

 少子化とともに学校教育が多様化していく中で、小・中・高の美術教員はその数を減らしてきているだろう。芸大卒業後、教職に就く卒業生も少なくなっているのだろうが、支部の平均年齢を恐れずに、若い人の積極的な参加を望んでいる。

 学校での美術教員はたいてい一名配置のところが多い。それだけに教科指導等で孤立した悩みを相談できる身近な相手に不足していると思われる。会員の高い平均年齢は、様々な経験の積み重ねでもある。支部の事業がそういった意味でもお役に立つのではないだろうかと勝手に考えている。次回はさらに参加者が増えて悲鳴が押さえられなくなるよう願っている。


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