東海支部研修会「梅原猛邸見学」報告

2022年10月30日(日)に梅原猛先生が幼少期から東海中学に通学されていた頃まで住まわれていた家を訪問しました。東海支部以外にも大阪支部の方の参加があり、4名での見学となりました。

毎年この時期に秋の特別公開をしていて、今年のテーマは「梅原猛先生と円空①」。円空の研究者としても知られる先生の原稿なども拝見でき、「南知多 梅原猛友の会」会長の前田隆様から、先生が偲ばれる貴重なお話を詳しく伺うことができました。他の見学の方たちとも話をしたのですが、先生が地元の皆さんにとても慕われているということを感じました。友の会の方が焼き芋や柿をむいて振舞って下さり、のどかな景色の中、思い出話にも花が咲きました。

他にも梅原猛邸から徒歩20分くらいの「内海船船主 旧内田家住宅(重要文化財)」も見学しました。ここでも町のボランティアガイドの方が詳しい説明をして下さって、初めて知るようなことがたくさんありました。例年は寒い時期の実技研修が多いのですが、秋の好天のもと、良い研修となりました。

(東海支部長 薬師寺智子)


大阪支部・研究研修委員会共催 観点別評価研修会 報告

2022年3月20日(日)研究研修委員会と大阪支部との共催で「観点別評価の研修会」を実施致しました。会場は昨年夏にオープンした枚方市総合文化芸術センターの創作活動室をお借りし、リモートを含めて34名が参加しました。本学教授の飯田真人先生からわかりやすい解説を頂き、実際の現場での疑問点や苦労話、今後の取り組みや必要とされる心構え等、具体的な質疑応答で大いに盛り上がり、非常に有意義な研修となりました。詳細につきましては『美』に掲載してご紹介させていただきます。

また、今回の研修につきましては、継続開催を望む声が大変多く聞かれましたので、第2回の実施を検討しております。決まり次第ご報告させていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。


 

大阪支部 2021年度日本画実技研修会 報告

大阪支部では、毎年実技研修会の実施と双線美術小品展の開催など、積極的に活動を続けております。

2020年は油彩画を、2021年は日本画をテーマに、それぞれ大学で指導されている教授の方をお招きして、本格的な研修を行いました。また、双線美術小品展は来年記念すべき第60回展を迎えますので、是非ご高覧くださいませ。

2022年度は6月の大阪での研究大会を成功させ、引き続き有意義な研究活動を目ざしていきたいと考えております。

(大阪支部 石田)


■2021 年度東海支 実技研修会

「色彩きらめくローズウィンドウ」の制作

>案内PDF

日時  2022 年3 月26 日 土曜日 午後1 時~4 時
場所   千年 ちとせ コミュニティセンター
★東海支部の行事ですが、他支部や同窓生の方の参加をお待ちしています
お問い合わせは、薬師寺智子 ローズウィンドウ教室 まで

■観点別評価研修会

大阪支部と研究研修委員会の共催で

観点別評価研修会<これからの観点別評価>を開催します。

詳細PDF

  • 令和4(2022)年3月20日 日曜日 14:00〜16:30
  • 枚方市総合文化芸術センター1階創作会議室 及び Zoom

かねてから懸念されておりました 観点別評価が、小・中学校に続いてこの春から 校でもスタートすることとなりました。現場の先生方は、様々な疑問点や不安点を抱えて授業に取り組んでおられると伺っております。
そこで今回、研究研修委員会と大阪支部との共催で、観点別評価の研修会を実施いたしますので、皆様どうぞご参加くださいませ。専任の方は勿論のこと、非常勤講師や会員外でも、新しい評価の考え方に戸惑いをお感じの方がおられましたら、どうぞお声かけをお願い致します。

※緊急事態宣言発令の場合は、リモートでの研修となる場合があります。

詳細PDF

大阪支部 2020年度 実技研修会

『油で描く絵画って?━素材から知る油彩の楽しみ━』

(多くの支部会員の方々に参加いただき、開催を無事終了致しました。)

◎内 容  :1.キャンバス張り(各自2枚 サムホールサイズ22.7×15.8㎝)
2.下地塗り 3.下描き 4.着彩 5.片付け~持ち帰り
◎講 師  :寺島 みどり先生
(京都市立芸術大学大学院H10年修了 絵画作家 大阪教育大学准教授)
◎日 時  :2020年11月1(日)10:00~16:00
◎会 場  :大阪府立天王寺高等学校 美術室

※当日は、ZOOM Cloud Meetingsを使ってWeb中継を行いました。

2016年度大阪支部双線美術小品展

恒例の双線美術小品展は2017 年1 月8 日(日)〜14 日(土)まで、大阪現代画廊・現代クラフトギャラリーをお借りして開催いたしました。54 回目となった今回は34 名の参加で、嬉しい事に初参加の方もおられ、次年度の55 回展さらには60回展の開催を目指して、会員の皆様のさらなるご協力をお願いしたいと思います。また、夏の実技研修の力作を同展に出品していただき、講師をお願いした井上先生をはじめ多くの方々に研修の成果を見て頂きました。


2016年 滋賀双線展

「滋賀双線美術展」を17回に亘り開催してきた会場の滋賀県立近代美術館が、本年度末で新生美術館へ向けて3年間の増築・改修に入ります。その意味からも滋賀近美での最後の記念すべき支部展、『2016滋賀双線美術展』を9月13日(火)~19日(月)の7日間、滋賀県立近代美術館ギャラリーで開催しました。第46回滋賀県芸術文化祭にも事業として参加しています。出品者は、安土優・上野富二郎・木村忠之・黒川彰夫・白井陽子・鷹木朗・早川裕子・平田豊・藤井崇弘・前川秀治・眞野康洸・森家要・山田俊行・吉田孝光の14名で、合計53点を展示発表しました。日本画をはじめ油彩、アクリル、水彩、版画、染、インスタレーション等々と多岐に亘り、幅461㎝もの大作から小品に至るまで、今回もユニークな力作を展示できました。


また、昨年に引き続き森家要氏によるワークショップを3日に亘り展示作品の前で実施されました。


2016年度 大阪支部実技研修『箔貼り作品制作および表装体験』

大阪支部では、『箔貼り作品制作および表装体験』と題し、2度にわたっての実技研修会を行いました。7 月30 日(土)は大阪府立箕面東高校にて、同校美術科教諭の鴨井先生のご指導の元、18 名が予想以上に薄い箔に悪戦苦闘しながらも金銀2色の箔を貼り、暑さを忘れてアクリルガッシュで思い思いの絵を描きました。8 月28 日(日)には大阪府立枚方なぎさ高校にて、京表具伝統工芸士の井上利彦先生をお迎えして、本格的な表装にチャレンジしました。1回目の箔貼り作品に合うようなデザインを考えてベニヤ板を切断したり、布を選んだり…様々な工程の中で湧き出る疑問や要望に丁寧にお答えいただきながら、短時間の中でしたが、さ
すが芸大出身者の集まり(?!)で、皆さん個性豊かな作品を生み出しておられました。


2016年度 東海支部 第28 回 花と土と人展

5月31 日( 火) から6月5日( 日) まで「第28 回 花と土と人展」をセントラルアートギャラリーで開催いたしました。16名32 点の出品です。入場者数433 名。建物内にある画材店にみえた方や、新聞掲載や美術館等に置かせていただいた案内を見てみえた方、中部・関西の同窓生の方のご来場もあり嬉しく思っております。


東海支部 実技研修

2016 年1 月24 日に東海支部で実技研修会を行いました。「凸盛り(デコもり)」は明治時代の初頭から続く、名古屋絵付けを代表する盛り上げ装飾です。

 

本格的なコラレン技法(ガラス盛り)による作品制作ということもあり、他支部からの参加を含め11 名での研修となりました。

昼食を挟んで午後からは、会場である名古屋陶磁器会館(国登録有形文化財、名古屋市景観重要建造物)周辺の「文化のみち」散策をしました。ここには江戸から明治、大正へと続く名古屋の近代化の歩みを伝える多くの建物などの貴重な歴史遺産が残されています。身を切るような寒い1日でしたが、ボランティアガイドさんの丁寧な説明付きで、二葉館、旧豊田佐助邸、主税町(ちからまち)教会など見学しました。

参加者の皆さんからも「伝統工芸のなかでは珍しいもので貴重な体験ができた」、「解説付きの散策も有意義だった」などの感想をいただき、充実した研修会となりました。


2015年度 兵庫支部 4B展

恒例の支部行事「4B展」も今夏で27回目を迎えた。兵庫支部では、それ以前にも教職仲間が集って何回か展覧会を持っていたようだが、今の名称になってからも相当な年数が過ぎていったことになる。名称の由来は絵専、美専、美大、芸大という母校変遷を踏まえ、美術のビと校名の四つを組み合わせたものであるが、現況は3Bであろうか。

 最初の頃は20名前後であったが、このところ30名を超えるようになってきた。今回は33名の参加である。現在の兵庫支部会員数は名簿上75名であるが、実数を想定すると半数以上が参加していることになる。

 会場は阪神淡路大震災以後、被災した「白いアトリエ」が「南天荘画廊」に名を変え復興したことをご縁に、以来長くお世話になってきた。ガラスエリアの大きい明るい部屋に、小品を持ち寄って展示すると、さらに賑やかな空間に生まれ変わる。そして、年に一度「やあ、お元気ですか」と声を掛け合う機会に意味がないはずはない。

 少子化とともに学校教育が多様化していく中で、小・中・高の美術教員はその数を減らしてきているだろう。芸大卒業後、教職に就く卒業生も少なくなっているのだろうが、支部の平均年齢を恐れずに、若い人の積極的な参加を望んでいる。

 学校での美術教員はたいてい一名配置のところが多い。それだけに教科指導等で孤立した悩みを相談できる身近な相手に不足していると思われる。会員の高い平均年齢は、様々な経験の積み重ねでもある。支部の事業がそういった意味でもお役に立つのではないだろうかと勝手に考えている。次回はさらに参加者が増えて悲鳴が押さえられなくなるよう願っている。


滋賀支部 『2015滋賀双線美術展』

『2015 滋賀双線美術展』を9月8 日( 火) ~ 13 日( 日)の6日間、滋賀県立近代美術館ギャラリーで開催しました。

第45 回滋賀県芸術文化祭にも事業として参加しています。出品者は、安土優・上野富二郎・大橋忠司・木村忠之・鷹木朗・早川裕子・平田豊・藤井崇弘・前川秀治・眞野康洸・森家要・山田俊行・吉田孝光の13 名で、合計46 点を展示発表しました。
日本画をはじめ油彩、アクリル、水彩、版画、インスタレーション等々と多岐に亘り、天井から壁面へと大きな空間に広がるインスタレーションから小品に至るまで、今回もユニークな力作が一堂に展示できました。また、森家要氏によるワークショップを3 日に亘り展示作品の前で実施され、参加者はできた作品に歓声を上げ喜んで持ち帰られました。最終日には合評会を実施し、作品撤収前にこの集合写真を撮った次第です。丁度、折しも企画室では「志村ふくみ展─自然と継承─」が開催されていて賑わい、私達の展覧会も770 名の方々に観ていただきました。成功裏に終了したことをご報告します。


東海支部 実技研修会(名古屋友禅)

東海支部では今年度実技研修会として、1月25日(日)に名古屋市北区にある渡辺染工場さんで「名古屋友禅」の体験をしました。型染めの体験で、先生が当日までに布を板貼りにして、各々違う模様の輪郭を染めておくところまで準備して下さいました。10~20枚ほどある型紙を使って自由に色を選び染めていくのですが、ぼかしの工程も入れると作業量はかなりありました。

完成後は地色を選び、工場で染めた後、各自に返却されてきます。時間を延長して4時間ほどの体験でしたが、手を動かしてものを作る楽しさを改めて感じられるひと時でした。参加者は女性ばかり8名でしたが、その中に今回の研修の案内で研究会に入会希望をされた、2009年卒業の亀井さんが仕事仲間の方と参加されるという嬉しいこともありました。


2014滋賀双線美術展

滋賀支部では、本年度事業として『2014滋賀双線美術展』を9月9()15(月)の7日間、滋賀県立近代美術館ギャラリーで開催しました。第44回滋賀県芸術文化祭にも事業として参加しています。出品者は、安土優・上野富二郎・大橋忠司・木村忠之・鷹木朗・早川裕子・平田豊・藤井崇弘・前川秀治・眞野康洸・森家要・山田俊行・吉田孝光の13名で昨年度より3名減でしたが、合計53点を展示発表しました。

内容は平面作品のみとなりましたが日本画をはじめ油彩、アクリル、水彩、版画、インスタレーション等々と多岐に亘り、5メートルを超える大作から小品に至るまで、伝統的な手法を独自に積み上げてきてこその作品から染め・版などのさまざまな手法を独自に取り入れた斬新なものまで、出品者それぞれが取り組んだユニークな力作が揃いました。丁度、会場の美術館では開館30周年を記念しての第一弾の企画展『世界の名画と出会う-ピカソ、マチス、ウォーホルの版画から-』が開催され賑わっていて、私達の展覧会も772名の方々に観ていただきました。滋賀双線美術展ならではの展覧会として成功裏に終了したことをご報告します。そしてまた、本年度後半の事業をただ今計画中です


2014年度 東海支部「第26回 花と土と人展」

6月3日(火)から8日(日)まで「第26回 花と土と人展」をセントラルアートギャラリーで開催いたしました。16名32点の出品です。入場者数487名。建物内にある画材店にみえた方々や、関西からの同窓生の方々の御来場もあり嬉しく思っております。

 会員も現役教員は少なくなって参りました。今後、東海地区の若い同窓生の作品発表の一つのきっかけとなり、美術教育に携わっていらした大先輩たちとの交流の場になればとも考えております。 更に、各人が日々精進することを忘れず,感性を研ぎ澄ませ、より洗練した作品を制作し、益々刺激しあえる展覧会にしていきたいと思います。


 

奈良支部 秋の研修

10月22日、奈良県橿原市にある、奈良芸術短期大学の
見学をしました。
奈良県では唯一の芸術大学です。

京芸昭和50年卒の高橋顕児氏が
洋画を中心に、教育の成果を講演されました
近くの「橿原考古学博物館」で特別展「仏教伝来」を鑑賞もしました。